以下は下記原文 2005/02/13(JST)時点 の検証無し翻訳です。 原文は University of California より GFDL で配付されており、
この翻訳も GFDL に従います。
原文: Cross-project identification
 
 
最終更新時刻 2006/05/13 22時38分 JST

プロジェクトを横断して通用する識別機能

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Last modified 10:07 PM UTC, February 09 2005

BOINC は「第三者によるリーダボード」ができることを 支援し、かつ奨励します。 このリーダーボードとは、 つまり、BOINCを使ったプロジェクト群からのデータを使い、 統計情報を表示するウェブサイトのことです。 これらのウェブサイトは、生のデータをXMLの形で得ることが できます。

リーダボードのサイトは、BOINCを使ったいくつものサイトからのデータを 使って、統計情報を表示するかもしれませんから、参加者や計算機ごとの功績 (credit)を、参加している全部のプロジェクトに渡って合計して見せたいと思うかもしれません。

プロジェクトを横断して通用する計算機の識別方法

それぞれの計算機では 内部的な、プロジェクトを越えた IDを生成しています。 その値は、計算機のドメイン名、IP アドレス、ディスクの空き容量、 そしてタイムスタンプをつなぎ合わせて、MD5 でハッシュした結果です。 この値は計算機が参加しているプロジェクトに通知されます。 プロジェクトでは、それを 計算機の持ち主の E-mail アドレスとあわせてハッシュをかけ、 外部的な プロジェクトを越えた ID に変換します。 (この変換は、なりすましを防ぐことを意図しています)。 この外部 ID が統計情報ファイルに入れられて、外部に提供されます。

プロジェクトを横断して通用する参加者の識別方法

異なるプロジェクトにある別々のアカウントが、 同じメイルアドレスを持っていれば、それらは同じものだと見なすことができます。 (その他の同等性の概念を考えても見ましたが、どれも極端に複雑なことになってしまいます)。

しかし、プロジェクトは、メイルアドレスを統計情報のファイルで見せてしまうわけにはいきません。 メイルアドレスは個人の非公開のものです。 さらに、ハッシュしたメイルアドレスの値でも、 外に見せることはできません。 なぜなら、スパムメイルを送る輩なら、 あり得るメイルアドレスの値を[自動]生成して、ハッシュされた値との間で 比較することもやりかねないからです。

BOINC ではそのようなやり方ではなく、次のような仕組みを使います。

この方式は、E-メイルアドレスを基礎に、プロジェクトを越えた識別を 可能にしていますが、そのE-メイルアドレスを導きだせるような 情報は一切、公開しないですみます。
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