以下は下記原文 2005/03/20(JST)時点 の検証無し翻訳です。 原文は University of California より GFDL で配付されており、
この翻訳も GFDL に従います。
原文: legal
 
 
最終更新時刻 2006/03/01 01時11分 JST

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注: 下記の内容の和解は、2005年2月15日に有効期限が満了しましたので、 BOINC は今では LGPL(Lesser GPL)のもとで配付されています。

BOINC public license を変更した理由

July 25, 2003

United Devices 社は 分散コンピューティングのためのソフトウェアを開発しています。 その分散コンピューティングの主目的は、会社のイントラネット向けです。 BOINC の設計者である Dr. David Anderson は、 United Devices のために 2000年から 2002年にかけて働いていました。

2003 年の4月に United Devices 社は、 Dr. Anderson と BOINCについての彼の共同作業者に対して、 訴訟の申し立てをしました。 申し立てでは、BOINCが United Devices社の企業秘密を使用しており、 同社に対して競合する脅威となっているというものです。 United Devices 社は、BOINC についての作業を停止させ、 BOINC のソースコードを利用できないようにするという法廷命令を獲得しました。

訴訟に利点はないと我々は信じているうえ、 法廷での戦いになれば、何ヶ月もかかったでしょう。 するとその期間、BOINC(とSETI@homeもある程度)は麻痺状態になったでしょう。 そういうわけで、United Devices 社と法廷では争わず、和解をすることにしました。 和解の最終版が作られ署名されたのは、2003年の7月15日でした。

この和解の一部として、 ソースコードを配布することを許している我々の public license を修正し、 ソースコードを商用利用することを禁止することに合意しました。 この制約が効力を持つのは、和解の日から18ヶ月までで、もし、 [それまでに] United Devices 社がそのビジネスをやめることになれば、 そこまでが制約の期間です。 その新しい public license はここにあります。

商用利用に制限があるうちは、 Open Source Initiative の定義によれば、BOINCは「オープンソース」とは呼べません。 そういうわけで、Sourceforge.net でこのプロジェクトを主催することは、 我々にはもはやできません。 そのソースコードは、このBOINC ウェブサイトで利用できるようにします。

我々は、カリフォルニア大学にとても感謝しています。 この[法的問題の]最中、カリフォルニア大学は気前良く我々にアドバイスを与え、 さらに法務上の費用を支払ってくれたのです。


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