複数のプロジェクトに参加するには |
Last modified 8:27 AM UTC, November 26 2004 |
2つめ、さらに3つめ4つめのプロジェクトに参加するには以下のようにします。
BOINC プロジェクトはそれぞれ個別のデータベースとサーバを持っています。 各々のアカウントは、それぞれ general preferences のコピーを保持しています。 特定のプロジェクトで自分の general preferences を修正すると、 始めはそのプロジェクトのアカウントで変更が有効になるだけですが、 BOINC は最終的には、
'general preferences' を異なるプロジェクトから更新するときは注意が必要です。 プロジェクト A で 'general preferences'を更新し、その変化が伝わる前に、 プロジェクト B でも 'general preferences'を更新すると、 後から変更した内容が先に変更した内容を上書きしてしまいます。 これを避けるには、あなたにとっての 'home project' をひとつ決めて、 'general preferences' の変更は全てそこで行って下さい。
プロジェクトに連結された計算機ごとに、 プロジェクトのデータベースに登録情報が作られます。 この登録情報はその計算機の所在種別 (home/work/school) を含んでいます。 BOINC は、 この所在種別を複数のプロジェクト間で整合させようとはしません。 たとえば、ある計算機がプロジェクト A では 'work' にあることになっていて、 プロジェクト B では 'school' にあることになっていることもあり得ます。 BOINC Manager が立ち上がると、その計算機が連結済みの全てのプロジェクトで、 その計算機がどこに在ることになっているかを表示します。
計算機の所在種別がプロジェクトごと記録されているので、 それに従って、所在種別ごとのプレファレンスが適用されます。 ということは、ある計算機がプロジェクト A で 'home' にあり、 'home'用の個別の project preferences を作ってあれば、 それがその計算機で使われます。
'general preferences'として、もし、 所在種別ごとのプレファレンスを作っていたらですが、 それら複数のプレファレンスのうちからどれを選択して使うかは、 'general preferences' をその計算機へ伝播させてきたプロジェクトで その計算機がどの所在種別であったかによってきまります。 つまり、最後に 'general preferences' を修正したプロジェクトでの所在種別で決まります訳注3。 ですから、プロジェクト A で 'general preferences' を修正し、 その計算機の所在種別が プロジェクト A では 'work' であり、 'work'用の個別の 'general preferences' を作ってあったなら、 その計算機はが使うのは、その 'work'用のプレファレンスになります。