以下は下記原文 2004/11/27(JST)時点 の検証無し翻訳です。 原文は University of California より GFDL で配付されており、
この翻訳も GFDL に従います。
原文: Participating in multiple projects
 
 
最終更新時刻 2006/03/01 01時11分 JST

複数のプロジェクトに参加するには

boinc.gif
Last modified 8:27 AM UTC, November 26 2004

2つめ、さらに3つめ4つめのプロジェクトに参加するには以下のようにします。

  1. 2つめのプロジェクトが運営しているウェブサイトに行って、 アカウントを1つ作ります。 ここで、 必ずしも1つめのプロジェクトと同じメイルアドレスを使わなくてもかまいません。 しかし、同じメイルアドレスを使っておけば、好みの設定(プレファレンス) と統計値について、対応するアカウント同士が「結びつき」ます。
  2. アカウント・キーを通知するためのメイルが受信されます。
  3. そのアカウント・キー を、参加するプロジェクトのウェブサイトに入力し、 アカウント作成を完了させます。
  4. BOINC のクライアントを起動し、Attach to Project コマンドを選択します。 そこで、参加するプロジェクトの URL と 新しいアカウント・キー をクライアントに入力します。
    訳注1

General preferences

BOINC プロジェクトはそれぞれ個別のデータベースとサーバを持っています。 各々のアカウントは、それぞれ general preferences のコピーを保持しています。 特定のプロジェクトで自分の general preferences を修正すると、 始めはそのプロジェクトのアカウントで変更が有効になるだけですが、 BOINC は最終的には、

  1. 更新された general preferences をそのアカウントで [プロジェクトに] 連結しているすべての計算機に伝えます。 そして、
  2. 修正を実施したアカウントに「結びついている」すべてのアカウントにも、 更新された general preferences を伝播させます。 (言い替えれば、同じメイルアドレスをもち、 両方のアカウントでプロジェクトに参加している計算機が少なくとも1つはある範囲の アカウント全部に行き渡ります。 )
この伝播処理は、あなたの計算機とプロジェクトのサーバとの間でなされる スケジューラ要求のやり取りに便乗して行われます。 伝播を加速するために、 BOINC ワークマネージャの Update コマンドが使えます訳注2

'general preferences' を異なるプロジェクトから更新するときは注意が必要です。 プロジェクト A で 'general preferences'を更新し、その変化が伝わる前に、 プロジェクト B でも 'general preferences'を更新すると、 後から変更した内容が先に変更した内容を上書きしてしまいます。 これを避けるには、あなたにとっての 'home project' をひとつ決めて、 'general preferences' の変更は全てそこで行って下さい。

Host location

プロジェクトに連結された計算機ごとに、 プロジェクトのデータベースに登録情報が作られます。 この登録情報はその計算機の所在種別 (home/work/school) を含んでいます。 BOINC は、 この所在種別を複数のプロジェクト間で整合させようとはしません。 たとえば、ある計算機がプロジェクト A では 'work' にあることになっていて、 プロジェクト B では 'school' にあることになっていることもあり得ます。 BOINC Manager が立ち上がると、その計算機が連結済みの全てのプロジェクトで、 その計算機がどこに在ることになっているかを表示します。

計算機の所在種別がプロジェクトごと記録されているので、 それに従って、所在種別ごとのプレファレンスが適用されます。 ということは、ある計算機がプロジェクト A で 'home' にあり、 'home'用の個別の project preferences を作ってあれば、 それがその計算機で使われます。

'general preferences'として、もし、 所在種別ごとのプレファレンスを作っていたらですが、 それら複数のプレファレンスのうちからどれを選択して使うかは、 'general preferences' をその計算機へ伝播させてきたプロジェクトで その計算機がどの所在種別であったかによってきまります。 つまり、最後に 'general preferences' を修正したプロジェクトでの所在種別で決まります訳注3。 ですから、プロジェクト A で 'general preferences' を修正し、 その計算機の所在種別が プロジェクト A では 'work' であり、 'work'用の個別の 'general preferences' を作ってあったなら、 その計算機はが使うのは、その 'work'用のプレファレンスになります。


(訳注1): Attach to Project
ワークマネージャを使っているなら、'設定/Settings' から、 'プロジェクトに連結(アタッチ)する/Attach to Project'を選びます。
(訳注2): Update コマンド
ワークマネージャを使っているなら、'Projectタブ' で表示した プロジェクト一覧から、preference の変更を伝えてくる源のプロジェクトを選んで、 'Update/最新状況の反映'を実行します。
(訳注3): 最後に 'general preferences' を修正したプロジェクトでの所在種別で決まります
この説明が正しいかどうか不安があります。 調査中。

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